【簡単に借金】高金利のリボ払い|苦労話3選とリボ払いの終わらせ方

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みなさんはリボ払いという言葉を聞いたことがあると思います。

「リボ払いはするな」「リボ払いは危険」とよく言われます。

リボ払いを多用すると、長い間支払いに苦しまなければなりません。

実際リボ払いを使用したことによって私は長い間、支払い続ける苦しみを味わいました。

この記事では、リボ払いの危険性について自分の経験を交えて紹介します。

この記事を読むことによって、金融リテラシーを向上させることができます。

目次

リボ払いとは?

結論:高金利な借金です

借金といえば次のようなものを想像するかもしれません

  • カードローンやキャッシングなど金融機関からの借り入れ
  • 奨学金や日本政策金融公庫などの公的機関からの借り入れ
  • 親族や質屋からの借り入れ

これらは、支払いの先送りです。

その意味では、分割払いやリボ払いも借金と同じ意味になります。

リボ払いの特徴

リボ払いの特徴は、支払い方法が毎月定額になるところです。

リボ払いは、利用額の総額に対して一定額を払っていくシステムです。リボ払いでない分割払いは、利用した件数の分割払いの額が合算されていきます。

例えば、10万円のものを10回払で購入します。わかりやすくするために金利は考えないことにします。

10万円の10回払いですので、1回あたりの支払額は、100,000円÷10回=10,000円です。

これが分割払いです。

翌月、新たに新たに10万円のものを10回払で購入します。すると毎月の支払額は最初の買い物と今回の買い物合わせて20,000円の支払いとなります。さらに翌月、10万円のものを20回払で購入したとします。すると翌月の支払額は25,000円の支払いとなります。

総額300,000円の利用額に対して、月々の支払額が25,000円となります。

一方、リボ払いはあらかじめ毎月の支払額を設定しておきます。毎月1万円を定額で払っていく設定にしたとします。

最初の10万円の買い物の後の支払額は10,000円です。翌月新たに10万円のものを購入した後の支払額も10,000円です。さらに翌月100,000円の買い物をしても、毎月の支払額は10,000円です。

総額300,000円の利用額に対して、月々の支払いは10,000円です。

リボ払いを進めるときの売り文句は、支払額が利用額にかかわらず一定の金額を返済する便利な支払い方法と言われます。

リボ払いの特徴は、毎月の支払額を一定にするところにあります。

リボ払いの危険性

一見、支払額が一定なリボ払いは、高額な買い物に対しても無理なく支払いができそうだと思われがちです。

しかし、リボ払いには次の大きな危険性があることを認識しなければなりません。

危険性① なかなか終わらない支払い

リボ払いの危険性の1つ目は、支払いがいつまでも終わらないことです。

リボ払いの最大の特徴は、支払額が一定は、裏を返すと金額が大きくなればなるほど、支払期間が長くなるということです。

例えば、200,000円のパソコンを5回払で購入します。支払回数は4回です。

同じく、200,000円のパソコンをつき1万円のリボ払いで購入します。支払回数は20回です。

リボ払いだとパソコン代を2年弱払うことになります。

2年間でこれ以外にも買い物の必要があるでしょうから、残債は増える一方で支払いはずっと終わらないことになります。

リボ払いは、始めるのは簡単だが終わりが見えにくい支払い方法です。

危険性②分割払いより高金利

リボ払いの危険性の2つ目は、金利が高いということです。

カード会社各社の金利(手数料)はこのようになっています。

カード会社分割払いリボ払い
(ショッピング)
リボ払い
(キャッシング)
楽天カード12.25~15%15%18%
JCB CARD W15%8.04~18%15~18%
PayPayカード12.19~14.6%18%18%
ライフカード12.2~14.9%19.8%18%
三井住友カード(NL)12.2~14.38%15%15~18%
イオンカード10.05-12.04%15%7.8~18%

分割払いの金利と同じか、高く設定されているのが特徴です。

参考までに主な消費者金融の金利は以下のとおりです。

会社名金利
プロミス15~17.8%
アイフル3~18%
アコム15~20%
レイク4.5~18%
SMBCモビット3~18%

リボ払いの金利は、消費者金融から借り入れたときの金利と変わらないものとなっています。要するにリボ払いを選択するということは、消費者金融から借金してものを買うのと大差がないということになります。

そう考えると結構怖いですね。

危険性③返済前に次の借金をしやすい

リボ払いは、支払額が一定ですので、毎月の負担が少ないのが特徴です。

この負担が少ないと思わせる状況は、借金に対するハードルを下げる効果があると思います。

例えば、毎月20万円の手取りの人が、毎月の支払額が10万円だとすると、これ以上支払額を増やしては生活ができない。不要なものを買わない、買い方を考えようといったブレーキがかかります。

しかし、リボ払いで毎月の返済額を1万円と設定していた場合、支払いに対する不安は10万円払うことに比べて少ないと感じるはずです。すると、まだ買い物ができると思いがちです。

リボ払いの特徴である、毎月の負担(支払額)が少ないということは、残債(借金)の減りが少ないということでもあります。

支払額よりも借金の金額が容易に増えてしまうことが起きやすいと言えます。完済前に次の借金をしやすいのがリボ払いだと言えます。

このようにリボ払いは、①なかなか終わらず長期間支払いが続き、②消費者金融並みの高金利を払い、③残債が容易に増えていく恐ろしいシステムだと言えます。

あるクレジット会社のリボ払いを説明したページにあったイラストです。

上のイラストが、クレジット会社のリボ払いの説明です。注目してもらいたいのが毎月の支払額です。

支払額に対して、元金の大きさが不自然です。実際これを表計算でグラフ化すると下のグラフになります。

3000円の支払いに対して元金の支払いが、1,350円だと、金利の支払いが1,650円です。支払額の半分以上がリボ払いの金利手数料となります。

上のイラストだと、元金が支払額の2/3ぐらいに見えますので、この表も誤解を与えやすいグラフと言えます

支払額についてもデフォルメされているので、最後の支払いのイメージとしてはイラストと実際のグラフでは結構差があると思います。

こういった印象も、借金が順調に減っているというイメージを産み付けるのかもしれません。

実際最初の買い物の支払いまでの状況をグラフ化するとこうなります。

10万円を月3,000円の支払いで返済すると、49回目の支払いで完済です。4年と1月かかります。支払総額は146,343円、利息は46,343円で買い物額の約半額になります。

このシミュレーションでは先に利息を払ってから元金が減っていきますので最初のうちは元金の減りが少なく、完済に近づくにつれて元金が減っていくのも注意が必要な点です。

リボ払いには、元利定額方式、元金定額方式、残高スライド方式の支払い方法があります。

例は残高スライド方式です。それぞれの特徴は以下のようになります。

  1. 元利定額方式
    この方式では、手数料を含めた毎月の支払金額が一定となります12。支払い開始時は手数料の割合が多くを占めますが、支払いが進むにつれて元金の割合が増えていきます。毎月の支払額が固定されているため、家計管理がしやすいのが特徴です2
  2. 元金定額方式
    この方式では、支払期間中の元金(利用残高)のみが一定になります12。毎月の支払額は、一定の元金に手数料を上乗せした金額となります。支払いが進むにつれて手数料が減少するため、元利定額方式と比べて支払総額を抑えられる利点があります2
  3. 残高スライド方式
    この方式では、毎月の返済金額が借入残高によって段階的に変動します4。例えば、借入残高が高いときは支払額が多く、残高が減少するにつれて支払額も減少していきます。

多くの会社では残高スライド方式が採用されているようです。具体的な支払いは各社のシミュレーションをつかってみるとわかりやすいです。

リボ払いで苦労した話3選

リボ払いの危険性を説明したわけですが、実際に渡しもリボ払いを利用していました。

この結果、自分はいつの間にか利用限度額いっぱいまでいった事があり、カードが使えない事態で初めて自分の抱えている残債の大きさに驚愕した覚えがあります。

ここではリボ払いで苦労した話を紹介します。

借金を抱えている人との他人からの評価が下がる

当時私はリボ払い=借金という概念がありませんでした。

毎月のカードの支払も問題なくできているし、預貯金はほぼ無いものの、生活にも問題がなかったので、何が問題なのかわかりませんでした。

当時付き合っていた彼女は、貯金をしっかりしていて彼女とその親から、「なんでそんな借金をしているのか。」と問い詰められました。

思い返すと、リボ払いに限らず、分割払いも立派な借金でしたが、当時そんな意識がなかったので、「分割払いですよ。きちんと払えています。支払い遅延も起こしたことはありません。」と全く的はずれな回答をしていました。

彼女とはその後結婚しましたが、彼女の私への不信感は大きく、「何かあったら自分の蓄えを当てにしている」と思われており、相手の親からも「だらしのない婿」として評価されていました。

一旦生じた溝は埋まること無く、結局離婚しました。金銭的に被害を与えたのではありません。なにか当時実質的な問題が生じていたわけでもありません。

しかし、いちばん大切なお互いの信頼関係が崩壊してしまっており、これを埋めることができなかったのです。

今回の離婚の大きな要因はリボ払いの存在でした。

自動的にリボ払いになり蟻地獄にハマる

当時使っていたカードは、航空会社が発行していたものでした。カードで航空券を買ったりそのカードを使うとマイルが貯まるというものです。

このカードで買い物をすると、勝手にリボ払いになるように設定していました。なので、このカードを使えば使うほどリボ払いを続けなければなりませんでした。

なぜこうなったかと言うと、過去に大きな出費があったときに、単月の支払額が大きくなりました。その時に一時しのぎでリボ払いにしようとしたところ、その後の支払いも勝手にリボ払いになるようになってしまいました。

後に、このリボ払いをやめようと試みましたが、カード会社の説明では、一旦カードを解約しなければならないということでした。

すると、カードの解約に伴い残債を一括で返済しなければならず、当然そんな余裕はなく解約はできませんでした。

また、カードを新規で作ることで、これまでの信用が一旦白紙に戻り、利用限度額が下げられることなども解約に消極的になったところでした。

リボ払いになっていない他のカードにメインのカードを移すことも考えましたが、リボ払いに加えて他のカードの支払いが発生することから、こちらも躊躇しました。

リボ払いを始めてしまうと、リボ払いありきの生活スタイルが形成されてしまいます。結果支払手段としてリボ払いのみを選択肢、残債が増える一方、永遠に終わらないという蟻地獄状態になってしまう恐ろしい状態でした。

思い返すと、航空機のマイルのためにリボ払いをすると行った愚かなことをしていたなと思います。ポイ活自体が生産性の低い時間の浪費であり、そのために借金をしていたことわ笑えない行為だったと思います。

使用限度額まであっという間

リボ払いの恐ろしいところは、借金している感覚が麻痺してしまうことです。

借金の大きさ如何にかかわらず、支払額は一定額ですので、後いくら残債が残っているのかという意識はだんだん薄れてきます。

カードには利用限度額があり、その人の信用度によって上限が決められています。

この麻痺した感覚で使い続けると、利用限度額まで行くのにさほど時間はかかりません。

リボ払いを選択する人は、おそらくあまり利用明細や支払い明細を細かく見ることはないと思います。実際私もそうでした。

せいぜい、当月の支払額を確認するぐらいです。

そしてある日、使えると思っていたカードで決済できない時が来ます。

その時初めて、利用額を疑い利用明細をみますと、利用限度額いっぱいまで残債があることに気づき恐怖します。

カードが使えないということは、必要な出費に対応できない恐怖と、自分の存在が否定されたような気分になりました。

利用限度額いっぱいまで借金が膨れ上がることで、自分に対する自信がなくなっていくことを感じました。

このように、リボ払いを使うことによって

①人間関係が崩れた

②蟻地獄から抜けられない

③自分に自信を持てなくなった

ということを経験しました

自分がリボらいを終わらせた方法

私がリボ払いを終わらせた方法をお知らせします。

結論から言うと、義父に借金してリボ払いの残債を一括で返済しました

厳密に言うと、リボ払いを嫌がる嫁が義父に相談し、その話を聞いた義父が飛んできて、残債を建て替えるのですぐに全部返せとのことでした。

当時はショッピングの残高が約120万円ほどあり、手数料を含めると完済までの返済額が約150万円にのぼりました。

これを一括で返済しその後は義父に返済をしました。

返済に当たっては、毎月の支払額を3万円から150万円に増やすことで一括返済をしました。かなり利息も減らせました。

利息分の負担が減ったことから家計も好転したため、義父への返済もボーナスなどを駆使して1年ほどで終わらせました。(その後嫁とは離婚することになったので、そういう意味でも早めに義父からの借金にけりを付けられたのはいいと思いました。)

その後はクレジットカードは別のものに作り直し、リボ払いは使用しないようにしました。また、リボ払いで使用していたカードは解約しました。

まとめ

リボ払いはカード会社にとって良くできた支払い方法だと思います。

利用者は、買い物をしても使いすぎを感じにくい感情を持ちます。毎月の支払額が大きくなりにくいことから、追加で買い物をしやすくなります。

カード会社にとっては、高い金利を延々と払ってくれる優良な顧客を手に入れる事ができます。なんとか払える金額を払わせることで、利用者を生かさず殺さずの状況にしてつなぎとめることができます。

しかし、利用する側にとってはリボ払いは入りやすく抜け出しにくいのが特徴でまさに蟻地獄のようなものです。

リボ払いの危険性としては次のとおりです。

①長く終わらない支払い

②高い金利

③借金を重ねやすい

私が経験した苦労としてはつぎのとおりです。

①自信の信用を下げ、人間関係で苦労する。それが身近な人や付き合いが深い人ほど顕著

②毎月の支払い追われる心理的恐怖

③自分に対し自信が持てなくなる

リボ払いをしている間はずっと貯金はたまりませんでした。

現在はリボ払いからは縁を切り、計画的に買い物などをするようになりました。

リボ払いを肯定的に捉える人もなかにはいると思います。しかし私にとって、リボ払いは貧乏への特急券なので特におすすめはしません。

もし逆に貧乏になりたいのであればリボ払いは有効な手段だと思います。

リボ払いをするような出費がある場合は、親族や知人に頭を下げるか、そのような状況に陥らないようにする。または断るといった、強いメンタルも必要になると考えます。

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