ガンプラは作ったことがあるけど、戦車や戦闘機、戦艦などのミリタリー系プラモデルも作ってみたい。でも同じ道具でいいの?
プラモデルを作っている途中で必要な道具が無いことに気づいたら作業が中断してしまいます。せっかく作り始めた作業が中断するのは誰でも嫌なもの。
ガチ勢ではないけどプラモデルは好きな私が、快適にプラモデル作りに専念できるために必要な道具を紹介します。
この記事を読んだら途中でプラモデル作りが途中で中断することなく快適に作業を進めることができます。
ミリタリー系プラモデルとガンプラの違い
ミリタリー系プラモデルはガンプラとは違うところがあります。
それは
- ミリタリー系のプラモデルはパーツの色が1色の場合が多く、ガンプラは複数色のパーツで売られている。
- ガンプラは作りやすさ重視のため大きめのパーツが多いが、ミリタリー系のプラモデルは小さく繊細なパーツが多い
- ガンプラのほとんどは接着剤が不要であるのに対し、ミリタリー系のプラモデルを作るには接着剤が必須である。
パーツの色の違い
ガンプラはそのまま組み立てても本物に近い仕上がりになるよう何色かのパーツが入っています。それに細かい塗り分けに対応したシールが付属しています。
ミリタリー系のプラモデルは1色のパーツの場合が多く、本物に近づけるためには塗装が必須です。また、色分け用のシールは付いておらず、水転写式のデカールが付属しているものもあります。普通のシールと水転写式デカールでは、水転写式デカールのほうが貼り付けるのは難しいです。
部品の繊細さの違い
ガンプラをつくる人の対象年齢はミリタリー系プラモデルの対象年齢に比べて低く設定してあります。一部のガンプラを除いて、ほとんどのパーツは小さすぎず、また、工作中に手に刺さって怪我をしないよう、鋭利な部分が少なくなっています。
ミリタリー系プラモデルは、細かい部品が多くあります。特に戦艦や巡洋艦、駆逐艦は縮尺の関係で特に小さな部品が多くなっています。例えば、戦艦の機銃はとても小さい部品で手で掴むのが難しいぐらいです。また、アンテナのようなパーツは手でちょっと力を加えると折れてしまうなど繊細で、取り扱いが難しくなっています。
接着剤を使うか使わないか
昔はガンプラにも接着剤は必須でしたが、今では接着剤不要のスナップフィットが主流です。ガンプラでも、細部までこだわる人にとって、接着剤は必須のアイテムですが、無くても完成します。
ミリタリー型のプラモデルは、基本的に接着剤がなければ完成しません。昔のキットには接着剤が付属していましたが、今はついていないものがほとんどですので、別途接着剤を購入する必要があります。また、金属パーツを接着したり、細かなパーツの接着をすぐに硬化させたいときは、プラモデル用の接着剤ではなく、瞬間接着剤を使用したりします。さらに効果時間を短めるときは、瞬間接着剤硬化スプレーを使用したりします。
プラモデルを作るのに必要な道具
ミリタリー系のプラモデルはガンプラとは違った特徴があります。そのためガンプラを作るときには必要ない(必須ではない)道具が必要になてきます。
例えば、接着剤はミリタリー系プラモデル作成の上では必須です。その他、ピンセットも必要です。また、ガンプラと違ってパーツ同士の組み合わせは必ずしもピッタリOUTも限らないので、その隙間を埋めるための道具、ヤスリやパテが必要になることもあります。またよりリアルに仕上げようと思ったら塗装は書かせません。
必要な道具一覧
必要な道具を必須なもの、あったら良いもの、こだわるならといった観点で書き出すと
ミリタリー系プラモデル | ガンプラ | |
最低限必要なもの | ・ニッパー・ヤスリ・ピンセット・接着剤(プラスチック用)・デザインナイフ | ・ニッパー |
あったら良いもの | ・塗装用具・瞬間接着剤・パテ・瞬間接着剤硬化剤・水転写デカール用ソフター、セッター・ウエザリング(汚し)ツール | ・ヤスリ・ピンセット・塗装用具・デザインナイフ |
こだわるなら | ・エアブラシ | ・エアブラシ・水転写デカール |
こんな感じかなと思います。
特に、ニッパーはよく切れるものが望ましいです。間違っても爪切りや電工ニッパーは避けたほうが良いです。最悪パーツが壊れます。
また、塗装を施すことによってプラモデルの質感がぐっと上がりますので、塗装までできるのであれば塗装用具はおすすめです。
戦闘機などには大きい水転写デカールがついていることが多く、パーツに沿ってきれいに貼るには、マークソフター、マークセッターなどのような水転写デカールを貼る補助剤があると良いと思います。
迷彩塗装などをしたい場合は、エアブラシが効果を発揮しやすいです。ちょっと難しくなりますが缶スプレーで代用することも可能です。
なぜ必要なのか
ミリタリー型のプラモデルは、細かいパーツが多く、接着剤の使用が不可欠です。また細かいパーツをきれいに切り離すためにはニッパーやデザインナイフが無いうまく切り出せなかったり、パーツの破損ということが起きかねません。
接着にしてもプラスチック用接着剤は、一旦溶解したプラスチックが再び固まるまでに時間がかかります。そのため、不安定な形状のパーツ、例えばアンテナのようなものはできるだけ短時間に固定したいところです。そういうときには瞬間接着剤や硬化剤があると作りやすくなります。
また、単色のプラモデルなので色を塗ってあげることでよりリアルに仕上がりますので、やはり塗装はしておきたいところです。
塗装で比較してみると
戦車のプラモデルで比較してみますと
色を塗らずにそのまま作ったときのプラモデルはこんな感じです
日本陸軍の九七式中戦車チハです。好きな戦車の一つです。
単調な色で、またプラスチックの質感が出ています。そのまま組み立てました!って感じです。
次に色を塗ったものです。
イギリス軍の巡航戦車チャーチルⅦです。
全体を缶スプレーで塗り、細かいところは筆塗りしました。先程のチハとは違って、立体感が出て、プラスチックの光沢が抑えられよりリアルになったと思います。
このように塗装を施すことによってリアル感がグッと増します。
これは、日本海軍の零式艦上戦闘機三二型です。
こちらは筆塗りしたものです。この時大きな水転写式デカールが期待の各所にあります。これらを貼るときに、マークソフターやマークセッターを使いながら場所を微調整しました。
何かとお世話になることの多い2本
まとめ
ミリタリー型のプラモデルはガンプラと違う楽しみがあります。
細部まで作り上げたときの満足度はひとしおです。また、実在した(する)ものを題材にしているところも、よりリアルさを求めたくなるものです。
そのためにはガンプラを作るときより必要な道具はやや多くなります。
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