ガンプラ作りは楽しいですよね。自分の好きなMSを組み立てるだけじゃなくて自分好みにできるのがガンプラの楽しみ方
かっこいい作品を見ると、自分も作りたい!と思うのも無理がないよね。
だってかっこいいもん
しかし、作り始めるとプラモデルのキットと出来上がりの雰囲気の違いに気づくはずです。
説明書や箱の写真をみると「塗装してあります」ってかいてあって、塗装しなきゃこんなにならないんだ って思うかもしれません
実際、塗装をやってみようと思っても、思うように濡れなかったり、資料や動画で調べてみて、たくさんの道具やテクニックが必要でうまくできるのかな?っておもったり、面倒くさそうだなと思ったかもしれません。
めんどくさがりだけど、かっこいいガンプラをなんとかして作りたいと思って色々試してやっと最適解を見つけた方法を紹介します。
この記事を読めば、そんなに手をかけなくても結構いい感じで仕上げたガンプラを作れるようになります!
簡単にかっこよく仕上がる成形色仕上げ
皆さんのなかには「成形色仕上げ」という言葉を初めて聞いたよ という人もいるかも知れません
成形色仕上げとはずばり プラモデルのキット色をそのまま使って仕上げることです
「そのまま作ってもかっこよくないから色を塗るんじゃない?」という声が聞こえてこそうだね〜
でも大丈夫。昔の1色で作られていたときのガンプラならまだしも、今のガンプラは組み立てただけでもリアルになるようあらかじめ色分けされて作られているんだよね
ここまで塗ってもらっているのでその色を最大限に使おうぜ というのが成形色仕上げだよ
実際に、どんな感じになるか見てもらおう
みんな大好き”グフ”です
「ザクとは違うのだよザクとは」でおなじみのグフです。
普通に組んだ写真が上、成形色仕上げしたものが下
結構違うでしょう。
このグフ、エアブラシも筆塗りも缶スプレー塗料(トップコートは使ったよ)も使ってません。
組み立てキットそのままの色とは雰囲気がちょっと違いますよね。
では、成形色仕上げについて説明しますね
準備や作業が簡単
普通塗装で仕上げようとすると、塗料を塗る筆やエアブラシ、缶スプレーなどが思いつきますよね。
今回このプラモデルの仕上げに使ったのは
- ガンダムマーカー(黒・グレー・茶)
- ガンダムマーカー墨入れ(黒・グレー)
- ガンダムマーカー墨入れぼかし
- ウエザリングマスター(固形)
- トップコート(つや消し)
- メラミンスポンジ
筆塗りやエアブラシだと色を塗るまでに、調色したり、薄めたりする準備が必要だし、エアブラシや缶スプレーを使うには塗装ブースが必要だったり、匂い多作が必要だったり準備がけっこう大変だけど、そこまで大掛かりな準備は必要がないよ
強いて言えば、つや消しをするときの場所に気を使うぐらいかな〜
成形色仕上げのメリット
成形色仕上げのメリットはずばり
- かけた手間に比べて仕上がりの質が高い
- 塗装にかける準備が短くすぐ作業に入りやすい
- 費用が安く上がる
- たまにしか作らない人におすすめできる
- 道具が少なくてすむ
特にたまにプラモデルを作りたくなって、せっかくなのでしっかり仕上げたいという人にはおすすめです
かけた手間に比べて仕上がりの質が高い
ガンプラを全塗装で仕上げる場合、ついて回るのは「乾燥時間」しっかり仕上げようと思えば思うほど乾燥をしっかりしてから次の作業に行くのが鉄則なんだよね
その他にも、仕上がりをきれいにするために下地つくり(合わせ目消し、ヤスリがけ)などもひつようなんだよね
たしかに、しっかり塗装され他ガンプラの仕上がりはとても素晴らしいけど、その裏にはとても手間と暇がかかってるんだよ
成形色仕上げはそれに近い仕上がりがそこまで手をかけないでできるのが魅力だね
塗装にかける準備が短くすぐ作業に入りやすい
さっきも言ったけど、塗装をするために必要な下地つくりは、塗装をきれいに仕上げようと思ったら必須なんだよね
例えばこんな感じ
- 仮組みして合わせ目を確認
- 接着剤を使って合わせ目をつなぐ
- ヤスリで合わせ目を確認
- サーフェイサーを吹いて、合わせ目の状況、ヒケ(プラモデルを作る過程でできる凹みなど)の確認
- 合わせ目、ヒケの処理(パテなどで隙間を埋めて、ヤスリがけ)
- サーフェイサーを吹いて、処置の状況を確認
- 問題がなければ塗装に入る(問題が見つかれば5に戻る)
結構な手間がかかってるね
この他塗料にも
- ラッカー塗料
- アクリル塗料
- エナメル塗料
などがあり、塗る順序が決まっているんだよ
塗る順番を間違うとせっかく塗った塗料を上から塗った塗料が侵食するので仕上がりが悪くなっちゃうんだよ
この過程をすっ飛ばして、塗装に入れる成形色仕上げは早く色を塗りたい人におすすめできると言えるよ
費用が安く上がる
本格的に塗装をしようとすると思いつくのがエアブラシ
しかしこのエアブラシは最初に揃えようとすると結構費用がかかるもの
たしかに格安エアブラシもあるけど、使っているうちにやっぱり良いものが欲しくなるのが人の性っていうの
いくら掛かるかというと
- エアブラシ本体 約5,000円
- コンプレッサー 約25,000円
- 塗装ブース 約20,000円
- レギュレーター(圧力調整器) 約2,000円
- エアブラシスタンド 約1,000円
- クリーナーボトル 約2,000円
- 塗料(10色) 約2,000円
- 溶剤 約500円
- 調色スティック 約300円
- スポイト 約350円
- 持ちて(クリップ)50本セット 約1,200円
- 塗装ベース 約700円
合計 65,000円!
一方で成形色仕上げに必要なもの
- ガンダムマーカー(塗装・スミ入れ用)6本 約1,600円
- タミヤウェザリングマスター 3セット 約2,300円
- 仕上材(水性) 約800円
- メラミンスポンジ 約100円
合計 4,800円!
その差 60,200円 これだけあればガンプラが後いくつも買えます
成形色仕上げはとても財布に優しいんです。特にガンプラをお試しでやってみたいという人には塗装のハードルがぐっと下がるんじゃないかな?
たまにしか作らない人におすすめできる
趣味として始めてみたいけど、もしかしたら続かないかも
ガンプラは好きだけどなかなか作る時間が無いんだよね
そういった人にもおすすめのなのが成形色仕上げ
なぜなら
- 道具が少ないので場所が多く必要としない
- かける時間が少なくてすむ
- 初期費用が小額
だから。なので、たまにしか作らない人にとっては取り組みやすいおすすめの方法だと言えるよ
道具が少なくてすむ
塗装は凝りはじめれば、際限がないもの
費用のところで紹介したように、エアブラシだとエアブラシ本体、コンプレッサー、塗装ブースなどが必要なように、筆塗りや缶スプレーでも必要なものは少なくはないよ
エアブラシ | エアブラシ本体エアコンプレッサー塗装ブース接続ホースレギュレーターエアブラシスタンドクリーナーボトル | 溶剤スポイト調色スティック接着剤ヤスリサーフェーサーパテ | ニッパー持ちてマスク手袋 |
筆塗り | 筆(塗る範囲や用途によって数種類) | ||
缶スプレー | 缶スプレー(塗りたい色の分だけ)塗装ブース接着剤ヤスリサーフェイサーパテ | ||
成形色仕上げ | ガンダムマーカーウエザリング(固形のもの)メラミンスポンジ |
こんんかんじで、成形色仕上げ以外は下地づくりに必要なものも含めると結構なものを準備することになるよ。もちろんなくても色は塗れるけどきれいに仕上げられた作品は、下地づくりに多くの時間をかけているよ。
また時短などをしたい人は食器用乾燥機なんかを活用する人もいるよ
具体的な作業方法
成形色仕上げの利点は、組み立てたガンプラに汚し塗装を施してリアルに見せるところ
なので下地処理をきっちりやらなくても結構いい感じに仕上がるよ
作り方
- ガンプラを組み立てる(仮組み)
このときに後で取り付けたら良いものは外しておく - ニッパーでゲート(プラモデルを切り離したときに残る跡)がある程度切り取れていたらそのまま作業続行
- 全体に薄く汚れを入れ、その後拭き取る。このときにメラミンスポンジを使うと微妙な濃淡がつけやすくなる。(ガンダムマーカー、余裕があれば液体タイプのウエザリングカラーを使うとよりリアルになる)
- 乾いたら墨入れマーカーでダメージ感を出していく。結構適当で大丈夫
- 固形のウェザリングマスターでスス汚れなどを表現
- 仕上材(トップコート)を吹いて出来上がり
作業自体は結構簡単なものが多いです。
ちなみに自分が参考にしたのが「プラモのアトリエ」というyoutube動画
見ているだけでも楽しくなるよ
この動画を見て作ってみようと思いました
こちらも参考になります。下地処理に時間をあまりかけない作例
まとめ
ガンプラは自分の作りたいように作れるのがメリット
自分の好きなガンプラをよりリアルに仕上げられたときの満足度はとても最高だよ
手間をかけたくなけどリアルに仕上げたい人におすすめの成形色仕上げ
是非挑戦してみてね!
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